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【AWS Certified Cloud Practitioner】AWS Application Discovery Serviceを初心者向けに整理|Cloud Practitionerで押さえる役割・使いどころ・注意点

AWS Application Discovery Serviceを初心者向けに整理|Cloud Practitionerで押さえる役割・使いどころ・注意点

AWS Certified Cloud Practitionerでは、個々のサービスを深く設定できることよりも、「そのサービスは何のために使うのか」を高いレベルで説明できることが重要です。AWS Application Discovery Serviceは、移行系サービスの中でも少し名前が長く、役割を混同しやすいサービスです。

この記事では、AWS Application Discovery Serviceの役割、収集できる情報、他サービスとの違い、試験での覚え方を、初学者でも整理しやすい形でまとめます。

目次

まず結論:AWS Application Discovery Serviceとは何か

AWS Application Discovery Service は、オンプレミス環境にあるサーバーやデータベースの使用状況データ設定データを収集し、AWSへの移行計画に役立てるためのサービスです。つまり、これは「移行そのものを実行するサービス」ではなく、「移行前の現状把握をするサービス」です。AWS公式では、Migration HubやAWS Database Migration Service Fleet Advisorと統合されると説明されています。参考:https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/application-discovery/latest/userguide/what-is-appdiscovery.html

たとえば、会社のデータセンターに多数のサーバーがあり、「どのサーバーがどの程度使われているのか」「どのアプリケーション同士が通信しているのか」「移行対象をどうまとめるべきか」を調べたいときに役立ちます。

Cloud Practitioner向けの覚え方

  • Application Discovery Service = 移行前の調査・棚卸し
  • Application Migration Service = サーバー移行の実行
  • AWS DMS = データベース移行
  • Migration Hub = 移行状況の一元管理

この4つを分けて覚えると、問題文の選択肢をかなり整理しやすくなります。

何を収集できるのか

AWS公式では、Application Discovery Serviceはオンプレミスのサーバーやデータベースに関する使用状況データと設定データを収集すると説明しています。参考:https://docs.aws.amazon.com/application-discovery/latest/userguide/what-is-appdiscovery.html

具体的には、次のような情報の把握に役立ちます。

  • サーバーの構成情報(OS、CPU数、メモリ量など)
  • 利用率の傾向
  • 実行中のプロセス
  • サーバー間のネットワーク接続や依存関係
  • データベース関連のメタデータ

試験では細かな項目を丸暗記するより、「移行計画のための現状把握に使う」と理解しておくのが重要です。

情報収集の主な方法

1. Discovery Agent

Discovery Agentは、オンプレミスサーバーやVMにインストールするソフトウェアです。AWS公式では、システム設定、システムパフォーマンス、実行中のプロセス、システム間のネットワーク接続の詳細を収集すると説明されています。参考:https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/application-discovery/latest/userguide/discovery-agent.html

イメージとしては、各サーバーに調査員を入れて、より細かく観察する方法です。詳細な依存関係まで見たい場合に向いています。

2. Agentless Collector

Agentless Collectorは、エージェントを各サーバーに入れずに、オンプレミス環境の情報を収集するための仕組みです。AWS公式では、VMware VM、データベースサーバー、分析サーバーからのデータ収集や、オンプレミスサーバー間のネットワークトラフィック情報の収集に対応すると説明されています。参考:https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/application-discovery/latest/userguide/agentless-collector.html

また、Agentless CollectorはオンプレミスのVMware環境にデプロイする仮想アプライアンスとして提供されます。参考:https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/application-discovery/latest/userguide/agentless-collector-deploying.html

イメージとしては、各サーバーに入らず、外側から広く環境を見渡して把握する方法です。

3. CSVインポートとの違い

混同しやすい点ですが、既存の台帳データをCSVで取り込む方法は、AWS公式ではMigration Hubへのインポートとして案内されています。これは、Agentless CollectorやDiscovery Agentを使わずに、オンプレミス環境の情報をMigration Hubへ直接取り込む方法です。参考:https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/application-discovery/latest/userguide/discovery-import.html

試験対策としては、「Discovery Serviceは調査用」「CSVインポートは既存情報の取り込み」と分けて理解すると混乱しにくくなります。

他の移行系サービスとの違い

サービス主な役割ひとことで言うと
AWS Application Discovery Serviceオンプレ環境の調査、棚卸し、依存関係の把握移行前の調査
AWS Application Migration ServiceサーバーをAWSへ移行移行の実行
AWS Database Migration Service (AWS DMS)データベース移行DB移行
AWS Migration Hub移行状況の可視化、アプリケーション単位での管理移行管理のハブ

Cloud Practitionerでは、サービスの細かな設定項目よりも、「どの課題に対して、どのサービスを選ぶか」が問われやすいです。そのため、Application Discovery Serviceは「調査・分析・可視化の入口」として覚えるのが有効です。

料金の考え方

AWS公式の料金ページでは、Application Discovery Service自体は無料で利用でき、課金対象は収集データの保存などに使うAWSリソース(例:Amazon S3、Amazon Athena、Amazon Kinesis Firehose)であると説明されています。参考:https://aws.amazon.com/jp/application-discovery/pricing/

試験対策では、「サービス自体が無料かどうか」と、「関連する別サービスの利用料は発生し得るか」を分けて考えるのが大切です。

試験で押さえたいポイント

  • Application Discovery Serviceは、移行前にオンプレ環境を調査するサービスである
  • 移行そのものを実行するサービスではない
  • Discovery AgentとAgentless Collectorという収集方法がある
  • Migration Hubと連携して移行対象の整理や追跡に役立つ
  • 料金問題では、サービス本体と周辺AWSリソースの課金を分けて考える

2026年時点での注意点

確実に言えること

AWS公式ドキュメントでは、Application Discovery Serviceは2025年11月7日以降、新規顧客の受け入れを停止すると案内されています。また、既存顧客は継続中の移行プロジェクトを完了するために引き続き利用でき、代替としてAWS Transformが案内されています。参考:https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/application-discovery/latest/userguide/application-discovery-service-availability-change.html

推測

Cloud Practitionerの学習では、今後はApplication Discovery Service単体の新規導入知識よりも、「移行前の現状把握をするサービスという考え方」や、代替となるAWS Transformを含めた全体理解のほうが重要になる可能性が高いです。理由は、AWS公式が新規顧客向けの案内先としてAWS Transformを示しているためです。参考:https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/application-discovery/latest/userguide/application-discovery-service-availability-change.html

不明点

将来の試験でApplication Discovery Serviceがどの程度詳しく出題され続けるかは、公開されている試験ガイドだけでは細かく断定できません。試験ガイドでは、Cloud PractitionerがAWSの主要サービスや一般的なユースケースを高いレベルで理解していることを求めていると説明されています。参考:https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/aws-certification/latest/cloud-practitioner-02/cloud-practitioner-02.html

最後に:このサービスを一文で言うと

AWS Application Discovery Serviceは、オンプレミス環境を調べて、AWS移行の計画を立てやすくするためのサービスです。

Cloud Practitioner対策では、細かい運用手順よりも、「調査のサービス」「移行前の可視化」「移行実行サービスではない」という3点を押さえておくと得点につながりやすくなります。

参考リンク(AWS公式)

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