はじめに
Elastic Load Balancing(ELB)は、AWS Certified Cloud Practitioner(CLF)試験において頻出の「可用性」「スケーラビリティ」「高耐障害性」に直結する重要サービスです。 本記事では、試験対策に直結するポイントに絞って、分かりやすく整理します。
1. ロードバランサとは何か
■ 結論
ロードバランサとは、複数のサーバーにトラフィック(アクセス)を分散させる仕組みです。
■ なぜ必要か
- 1台にアクセスが集中すると障害が発生しやすい
- 複数台に分散すると処理能力が向上する
- 一部のサーバーが故障してもサービス継続が可能
例:EC2を2台構成にし、ロードバランサが50%ずつ振り分けることで負荷軽減と可用性向上が実現します。
AWS公式ドキュメント: https://docs.aws.amazon.com/elasticloadbalancing/latest/userguide/what-is-load-balancing.html
2. Elastic Load Balancing(ELB)とは
■ 結論
Elastic Load Balancingは、AWSが提供するマネージド型ロードバランシングサービスです。
■ 特徴
- AWSがインフラ管理を実施(利用者は設定のみ)
- 複数のアベイラビリティゾーン(AZ)にまたがる分散が可能
- Auto Scalingと連携可能
- ヘルスチェック機能を標準搭載
ELBはリージョン内の複数AZに自動的に分散配置されるため、高可用性アーキテクチャの基本要素となります。
公式概要: https://aws.amazon.com/jp/elasticloadbalancing/
3. ELBの種類(試験頻出ポイント)
① Application Load Balancer(ALB)
- HTTP / HTTPS(レイヤー7)で動作
- URLやホスト名でルーティング可能
- Webアプリケーション向け
例:
/api はAPIサーバーへ、
/admin は管理サーバーへ振り分ける。
② Network Load Balancer(NLB)
- TCP / UDP(レイヤー4)で動作
- 超低レイテンシ・高スループット
- 大量接続やリアルタイム通信向け
③ Gateway Load Balancer(GLB)
- 仮想アプライアンス(ファイアウォール等)向け
- トラフィック検査用途
④ Classic Load Balancer(CLB)
- 旧世代タイプ
- 新規構築では通常ALBまたはNLBを利用
4. ヘルスチェック機能
■ 結論
ELBはターゲットの正常性を自動監視し、異常なインスタンスへはトラフィックを送信しません。
■ 仕組み
- 定期的に応答確認
- 正常応答(例:HTTP 200)なら「Healthy」
- 失敗が続くと「Unhealthy」
試験では「可用性向上のための機能」として問われます。
5. Auto Scalingとの連携
■ 結論
ELBはAuto Scalingグループと連携し、インスタンス増減に応じて自動登録・削除を行います。
■ 流れ
- アクセス増加
- Auto ScalingがEC2を増加
- ELBが新規インスタンスを自動登録
- ヘルスチェック通過後にトラフィック配信
公式: https://docs.aws.amazon.com/autoscaling/ec2/userguide/autoscaling-load-balancer.html
6. 試験対策まとめ(重要ポイント)
- ELBは「高可用性」を実現する基盤サービス
- ALB=HTTP/HTTPS向け
- NLB=TCP/UDP高速処理
- GLB=セキュリティアプライアンス向け
- ヘルスチェックで自動切り離し
- Auto Scalingと連携可能
Cloud Practitioner試験では、「可用性」「スケーラビリティ」「耐障害性」というキーワードとELBを結びつけて理解することが重要です。
