MENU

【AWS Certified Cloud Practitioner】Amplify・AppSync・IoT・Connect・SES・Systems Managerを初心者向けに整理して理解する

目次

このテーマがAWS Certified Cloud Practitionerで重要な理由

AWS Certified Cloud Practitioner(CLF-C02)では、AWSの主要サービスを説明し、一般的なユースケースに対して適切なサービスを選べることが求められます。特に、「この要件ならどのサービスか」を大づかみで判断できることが重要です。試験ガイドでも、主要サービスの説明と一般的なユースケースに合うサービスの特定が求められています。

公式試験ガイド:https://d1.awsstatic.com/ja_JP/training-and-certification/docs-cloud-practitioner/AWS-Certified-Cloud-Practitioner_Exam-Guide.pdf

最初に全体像をつかむ

今回のテーマに出てくるサービスは、初心者向けに整理すると次の4グループで覚えると分かりやすくなります。

カテゴリサービスひとことで言うと典型ユースケース
Web・モバイル開発AWS Amplifyフロントエンド開発とホスティングを進めやすくする仕組みWebアプリをGit連携で素早く公開したい
Web・モバイル開発AWS AppSyncGraphQL APIを提供するマネージドサービスアプリから必要なデータだけ効率よく取得したい
Web・モバイル開発AWS Device Farm実機スマホやタブレットでアプリをテストできるiOS/Android実機で検証したい
IoTAWS IoT CoreIoTデバイスとAWSをつなぐ中核サービスセンサーからクラウドへデータ送信したい
IoTAWS IoT Greengrassエッジ側でIoT処理を行う仕組み現場機器でデータ処理や推論をしたい
顧客対応Amazon Connectクラウド型コンタクトセンター電話・チャット窓口を短期間で構築したい
顧客対応Amazon SESメール送受信の基盤確認メールや通知メールを送信したい
運用・管理AWS Systems Managerサーバーやノードをまとめて管理するパッチ適用、在庫確認、運用自動化をしたい
運用・管理AWS Resource Groups / Tag Editorタグで整理し、まとめて探して管理するProject=Sales などで関連リソースを一括把握したい
支援サービスAWS Activate / AWS IQ / AWS Managed Services導入・相談・運用支援スタートアップ支援、専門家支援、運用代行

1. Web・モバイル開発系サービス

AWS Amplify

AWS Amplifyは、Webアプリやモバイルアプリのフロントエンド開発者が、バックエンド連携やホスティングを進めやすくするためのサービス群です。Amplify Hostingでは、GitベースのワークフローでフルスタックのサーバーレスWebアプリを継続的にデプロイできます。

たとえば、ReactやVueで作ったアプリをGitHubと連携し、コードを更新するたびに自動デプロイする、といった使い方がしやすいのが特徴です。

試験対策の覚え方:「フロントエンド開発を楽にする」「Webアプリを素早く公開する」と出たらAmplifyを連想します。

公式:https://docs.aws.amazon.com/amplify/latest/userguide/welcome.html

AWS AppSync

AWS AppSyncは、セキュアでサーバーレスなGraphQL APIを提供するサービスです。GraphQLとは、クライアントが必要なデータだけを指定して取得しやすいAPI方式です。

たとえば、商品アプリで「商品名と価格だけ欲しい」「ユーザー名と最近の注文だけ欲しい」というように、必要な項目だけを効率よく取得したい場面で向いています。AppSyncは、複数のデータソースを1つのGraphQL APIエンドポイントから扱える点も重要です。

試験対策の覚え方:「GraphQL API」「リアルタイム更新」「モバイルやWebアプリ向けAPI」がキーワードです。

公式:https://docs.aws.amazon.com/appsync/latest/devguide/what-is-appsync.html

AWS Device Farm

AWS Device Farmは、Android・iOS・Webアプリを、AWSが管理する実機のスマートフォンやタブレットでテストできるサービスです。机の上に大量の端末をそろえなくても、実機検証ができます。

たとえば、「特定のAndroid端末だけ画面崩れする」「iPhoneの一部機種でだけ落ちる」といった問題を確認したいときに役立ちます。

試験対策の覚え方:「モバイルアプリを実機でテストしたい」ならDevice Farmです。

公式:https://docs.aws.amazon.com/devicefarm/latest/developerguide/welcome.html

2. IoT系サービス

AWS IoT Core

AWS IoT Coreは、IoTデバイスをAWSクラウドへ安全につなぐための中核サービスです。公式ドキュメントでも、IoTデバイスを他のデバイスやAWSクラウドサービスへ接続するクラウドサービスとして説明されています。

たとえば、温度センサーが1分ごとに温度を送信し、そのデータをクラウド上で蓄積・分析・通知に使う、という構成の入口になります。MQTT、MQTT over WSS、HTTPS、LoRaWANなどのプロトコルが使える点も基本事項です。

試験対策の覚え方:「IoTデバイスとAWSを接続する中心」がIoT Coreです。

公式:https://docs.aws.amazon.com/iot/latest/developerguide/what-is-aws-iot.html

AWS IoT Greengrass

AWS IoT Greengrassは、IoTのエッジでアプリケーションを動かすためのランタイムおよびクラウドサービスです。エッジとは、クラウドではなく、現場に近い機器側のことです。

たとえば、工場のカメラ映像を全部クラウドに送るのではなく、現場の機器側で異常検知をして、必要な結果だけをAWSへ送る、という使い方ができます。ローカルで処理することで、遅延や通信量を抑えやすくなります。

試験対策の覚え方:「IoT Coreは接続の中心」「Greengrassは現場側で処理」が定番の対比です。

公式:https://docs.aws.amazon.com/greengrass/v2/developerguide/what-is-iot-greengrass.html

3. 顧客対応・コミュニケーション系サービス

Amazon Connect

Amazon Connectは、電話・チャットなどに対応するクラウド型コンタクトセンターです。短期間で窓口を構築しやすく、オペレーターがどこにいても利用しやすいのが特徴です。

たとえば、問い合わせ窓口を立ち上げたい企業が、電話の着信、担当振り分け、チャット対応などをクラウド上でまとめて扱う、といった用途に向きます。

試験対策の覚え方:「コールセンター」「問い合わせ窓口」「コンタクトセンター」が出たらAmazon Connectを考えます。

公式:https://docs.aws.amazon.com/connect/latest/adminguide/what-is-amazon-connect.html

Amazon SES

Amazon SESは、独自ドメインや独自メールアドレスを使ってメールを送受信できるサービスです。大量メール基盤を自前で構築・運用する負担を減らせます。

たとえば、会員登録時の確認メール、注文完了メール、パスワード再設定メール、ニュースレター送信などが典型です。受信メールを起点に自動処理を組む用途にも使えます。

試験対策の覚え方:「メール送信サービス」はSESです。SNSは通知、SESはメール、と対比して覚えると整理しやすくなります。

公式:https://docs.aws.amazon.com/ses/latest/dg/Welcome.html

4. 運用・管理系サービス

AWS Systems Manager

AWS Systems Managerは、AWS、オンプレミス、マルチクラウド環境のノードを一元的に表示・管理・運用するためのサービスです。複数サーバーの状態確認、パッチ適用、コマンド実行、インベントリ収集などをまとめて扱えます。

たとえば、数十台のEC2インスタンスに対して、同じパッチをまとめて適用したい、インストール済みソフト一覧を集めたい、といった運用に向いています。

試験対策の覚え方:「複数サーバーをまとめて運用したい」「パッチ管理したい」「構成を一覧化したい」ならSystems Managerです。

公式:https://docs.aws.amazon.com/systems-manager/latest/userguide/what-is-systems-manager.html

AWS Resource Groups / Tag Editor

Tag Editorは、AWSリソースに付けたタグを効率よく管理するための機能です。タグは、キーと値の組み合わせでリソースを整理するためのメタデータです。たとえば、Project=ShopEnv=Prod のように使います。

Resource Groupsは、条件に合うAWSリソースをグループとしてまとめる仕組みです。タグをそろえておけば、「本番環境の販売システム関連だけを一覧表示する」といった運用がしやすくなります。

たとえば、EC2、RDS、S3に同じプロジェクトタグを付けておけば、関連リソースをまとめて見つけやすくなります。Cloud Practitionerでは、タグ付けは整理・運用・コスト管理の基本として押さえておくと有利です。

試験対策の覚え方:「タグで整理」「関連リソースをまとめて管理」がポイントです。

公式:https://docs.aws.amazon.com/tag-editor/latest/userguide/tagging.html
https://docs.aws.amazon.com/ARG/latest/userguide/resource-groups.html

5. 導入・支援系サービス

AWS Activate

AWS Activateは、主にスタートアップ向けの支援プログラムです。AWSの利用開始や成長を後押しするための支援が提供されます。

試験対策の覚え方: サービスそのものというより、スタートアップ支援の枠組みとして理解すると十分です。

公式:https://aws.amazon.com/startups/credits

AWS IQ

AWS IQは、AWS Certifiedの専門家へプロジェクト支援を依頼できる仕組みとして提供されてきたサービスです。AWSの構築や改善で専門家の助けが必要な場合に使う位置づけでした。

試験対策の覚え方:「AWSの専門家に実作業を相談・依頼する仕組み」と捉えると整理しやすいです。

公式:https://docs.aws.amazon.com/aws-iq/latest/user-guide/what-is-aws-iq.html

AWS Managed Services

AWS Managed Services(AMS)は、AWSインフラの継続的な運用管理を支援するエンタープライズ向けサービスです。変更管理、監視、パッチ管理、セキュリティ、バックアップなどの運用負荷を下げるために使われます。

試験対策の覚え方: Systems Managerが「運用のための道具」だとすると、AMSは「運用管理をサービスとして支援するもの」というイメージです。

公式:https://docs.aws.amazon.com/managedservices/latest/userguide/what-is-ams.html

試験直前向け:混同しやすいポイント

  • Amplify と AppSync: Amplifyはアプリ開発全体を進めやすくする枠組み、AppSyncはGraphQL APIの提供サービス。
  • IoT Core と Greengrass: IoT Coreはクラウド接続の中心、Greengrassは現場側・エッジ側の処理。
  • Amazon Connect と SES: Connectは問い合わせ窓口、SESはメール基盤。
  • Systems Manager と Resource Groups/Tag Editor: Systems Managerは運用管理、Resource Groups/Tag Editorは整理・検索・グルーピング。

この分野の学習ポイント

Cloud Practitionerでは、細かな設定手順よりも、サービスの役割をユースケースで結び付けて覚えることが重要です。次のような問いに即答できる状態を目指すと効果的です。

  • Webアプリを素早く公開したい → AWS Amplify
  • GraphQL APIが必要 → AWS AppSync
  • 実機スマホでテストしたい → AWS Device Farm
  • センサーをAWSにつなぎたい → AWS IoT Core
  • 現場機器でローカル処理したい → AWS IoT Greengrass
  • コールセンターを作りたい → Amazon Connect
  • 確認メールを送りたい → Amazon SES
  • サーバー群をまとめて運用したい → AWS Systems Manager
  • タグで整理してまとめて見たい → Resource Groups / Tag Editor

不確かな点の扱い

(1) 確実に言えること
Cloud Practitionerの試験ガイドでは、AWSの主要サービスを説明し、一般的なユースケースに適したサービスを特定する力が求められています。そのため、本記事で扱ったような「用途ごとのサービスの違い」を整理する学習は試験対策に有効です。

(2) 推測
各サービスが本試験でどの程度の頻度で出題されるかは公開されていないため断定できません。ただし、Amplify、AppSync、IoT Core、SES、Systems Managerのように、役割が明確で他サービスと比較しやすいものは、ユースケース問題で問われる可能性が比較的高いと考えられます。根拠は、試験ガイドが「一般的なユースケース向けのAWSサービスを特定する」ことを明示しているためです。

(3) 不明点
実際の問題でどのサービス名がどこまで直接問われるか、また参考書の図表がどの範囲まで試験に対応しているかは、公開情報だけでは確定できません。最終確認には最新の試験ガイドとAWS公式学習コンテンツを併用するのが安全です。

公式参照リンク

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次