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【AWS Certified Cloud Practitioner】AWS Lambda入門:イベント駆動・トリガー・料金・制限を試験目線で整理(Cloud Practitioner向け)

目次

結論(試験でまず押さえるべきこと)

  • AWS Lambdaは「イベント(トリガー)が発生したときだけコードを実行する」サーバーレスの実行基盤。
  • 課金は主に「リクエスト回数」と「実行時間(Duration)」で、実行時間は1ms単位で切り上げ
  • 1回の実行(1 invocation)の最大実行時間は900秒(15分)
  • コードはZIPだけでなくコンテナイメージでもデプロイでき、イメージサイズは最大10GB(非圧縮・全レイヤー合計)

用語ミニ辞典(初学者が混乱しやすい語だけ)

  • サーバーレス:サーバーが無いという意味ではなく、OS管理や台数管理などの運用負担をAWS側に寄せ、利用者は主にコードと設定に集中できる実行形態。
  • Lambda関数(Function):Lambda上で実行するコードと、その実行設定(メモリ、タイムアウト、権限など)のまとまり。
  • トリガー(イベントソース):Lambda関数を起動するきっかけ。例:S3へのアップロード、APIリクエスト、スケジュール実行など。
  • イベント駆動:何かが起きた(イベントが発生した)タイミングで処理を起動する設計。待機中のサーバーを立てっぱなしにしない発想。

AWS Lambdaの特徴(Cloud Practitionerで問われやすい観点)

1) 「イベントが来たときだけ動く」=イベント駆動が基本

Lambdaは、S3・SQS・API Gateway・EventBridgeなどのAWSサービスと連携し、イベントを受けて自動で起動するのが典型です。 公式の概要は以下を参照できます: https://aws.amazon.com/lambda/

2) 対応言語(代表例)

試験対策としては「Lambdaは複数言語に対応し、代表的にはNode.js / Python / Javaなどが使える」程度の把握で十分なことが多いです。 AWS公式FAQでは、Lambdaがネイティブにサポートする言語例として Java / Go / PowerShell / Node.js / C# / Python / Ruby を挙げています: https://aws.amazon.com/lambda/faqs/

3) 実行時間の上限(重要)

Lambda関数のタイムアウト(最大実行時間)は最大900秒(15分)です。 コンソール設定としても「最大900秒(15分)」まで調整できることが明記されています: https://docs.aws.amazon.com/lambda/latest/dg/configuration-timeout.html

4) 課金の基本(ミリ秒課金の意味)

LambdaのDuration(実行時間)は「コードが実行を開始してから返る(または終了する)まで」で計算され、最も近い1msへ切り上げられます。 詳細はLambda料金ページ: https://aws.amazon.com/lambda/pricing/

5) コンテナイメージでのデプロイ(10GB上限)

Lambdaはコンテナイメージでも関数を作成できます。最大イメージサイズ(非圧縮・全レイヤー合計)は10GBです: https://docs.aws.amazon.com/lambda/latest/dg/images-create.html

トリガー(イベントソース)を「試験で選べる」形に整理

よく出る代表トリガー早見表

トリガー(イベント)典型ユースケース試験での見分けポイント
S3:オブジェクト作成/削除画像アップロード後にサムネ生成、ファイル形式変換「ストレージに置いたら自動処理」=S3→Lambda
DynamoDB:更新(Streams)更新を検知して集計テーブル更新、監査ログ作成「DB更新に連動して処理」=DynamoDB Streams→Lambda
SQS:キューのメッセージ注文処理などをキューに積み、順次処理(疎結合・平準化)「キューでバッファ」=SQS→Lambda
API Gateway:HTTPリクエストサーバーレスAPI(REST/HTTP API)「HTTPで呼べるAPI」=API Gateway→Lambda
EventBridge:スケジュール毎日/毎時のバッチ、定期集計、定期通知「定期実行」=EventBridge→Lambda

1) S3トリガー(アップロードをきっかけに処理)

S3はオブジェクト作成/削除などのイベントでLambdaを起動できます(例:画像アップロード→リサイズ)。 公式ドキュメント: https://docs.aws.amazon.com/lambda/latest/dg/with-s3.html

例(流れ)

  1. ユーザーがS3バケットに画像をアップロード
  2. S3イベント(ObjectCreated)が発生
  3. Lambdaが起動し、画像を縮小して別プレフィックスへ保存

2) DynamoDB更新トリガー(Streams)

DynamoDB Streamsを使うと、テーブルの更新に応じてLambdaで追加処理を実行できます。 公式ドキュメント: https://docs.aws.amazon.com/lambda/latest/dg/with-ddb.html

例(用途)

  • 注文テーブル更新→集計テーブル更新
  • 更新イベント→監査ログとして別の保管先へ保存

3) SQSトリガー(キューで“ためて”処理)

SQSやDynamoDB Streamsのような「キュー/ストリーム」系は、Lambdaがイベントソースマッピングでレコードを取り込み処理します(内部的にはポーリングを含みます)。 公式ドキュメント: https://docs.aws.amazon.com/lambda/latest/dg/invocation-eventsourcemapping.html

例(試験での定番シナリオ)

  • アクセス集中時、注文を直接処理せずSQSに投入して後で順次処理(平準化)

4) API Gatewayトリガー(HTTPで呼ぶ)

API GatewayでHTTPエンドポイントを作り、リクエストをLambdaにルーティングできます。 公式ドキュメント: https://docs.aws.amazon.com/lambda/latest/dg/services-apigateway.html

例(流れ)

  1. クライアントが GET /items などでAPIを呼ぶ
  2. API GatewayがLambdaを起動
  3. LambdaがDynamoDB等から取得してJSONで返す

5) EventBridgeスケジュール(定期実行)

EventBridge SchedulerでLambdaをスケジュール実行できます(定期バッチの代表例)。 公式ドキュメント: https://docs.aws.amazon.com/lambda/latest/dg/with-eventbridge-scheduler.html

試験対策:Lambdaが「向いている/向いていない」を即断するコツ

  • 向いている:イベント駆動、断続的な処理、短時間の実行(最大15分)、インフラ運用を最小化したいケース。
  • 向いていない:1回の処理が長時間に及ぶ、常時稼働・常時接続が前提、細かなOS制御が必要なケース(別サービス検討が基本)。

「短時間(最大15分)のイベント駆動タスク」という整理は、AWS公式の判断ガイドでも明確です: https://docs.aws.amazon.com/decision-guides/latest/fargate-or-lambda/fargate-or-lambda.html

よくある“ひっかけ”整理(CLFでの誤答パターン)

  • 「サーバーレス=サーバーが存在しない」:誤り。運用管理の責任範囲がAWS側に寄っているという意味。
  • 「Lambdaはずっと動かし続けられる」:誤り。標準的な呼び出しでは最大15分(900秒)。
  • 「SQSは“すぐ処理”のサービス」:キューは“ためる”設計。処理の平準化・疎結合が目的。
  • 「APIを作るならEC2が必須」:小規模・イベント駆動ならAPI Gateway+LambdaでサーバーレスAPIが可能。

公式一次情報(復習用リンク)

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