MENU

【AWS Certified Cloud Practitioner】認証情報の保護:Parameter Store と Secrets Manager の違いを試験目線で整理

目次

この記事のゴール

AWS 認定 Cloud Practitioner(CLF)で頻出の「認証情報(シークレット)の保護」について、AWS Systems Manager Parameter Store と AWS Secrets Manager を混同しないために、試験で問われやすい“違い”に絞って整理します。

前提:両者とも「秘密を保管できる」が、得意分野が違う

どちらもアプリのコードや設定ファイルにパスワード等をベタ書き(ハードコード)せず、API で安全に取得するための保管先として使えます。ただし設計思想が異なります。

  • Parameter Store:設定値管理(パラメータ管理)の延長。必要に応じて機密値も保管できる。
  • Secrets Manager:認証情報(シークレット)のライフサイクル管理が主目的。ローテーションなどの運用機能が強い。

大きな違い(CLF で押さえるべきポイント)

1) ローテーション(定期更新)を“標準機能”として持つか

Secrets Manager はローテーションを正式機能として提供し、定期的にシークレットを更新する仕組みを用意しています(マネージドローテーション、または Lambda によるローテーション)。

一方、Parameter Store は“保管・取得”が中心で、Secrets Manager のような自動ローテーション機能が主役ではありません。ただし、パラメータの有効期限や更新促進のための Parameter policies(Expiration / ExpirationNotification / NoChangeNotification)は提供されています(=「更新の運用を促す」機能)。

試験の選び分け目安:「DB パスワードを自動で定期更新したい」→ Secrets Manager が第一候補。

2) 暗号化方式と “KMS との関係” の位置づけ

両者とも AWS KMS と連携して暗号化できますが、説明のされ方(設計の重心)が異なります。

Parameter Store:SecureString を KMS で暗号化

Parameter Store では SecureString 型のパラメータを作成すると、KMS を使って値を暗号化して保存・復号して取得します。

Secrets Manager:シークレット管理に最適化された暗号化(KMS を利用)

Secrets Manager はシークレット値の保護に KMS を利用し、暗号化・復号の仕組みを明確に説明しています(封筒暗号 / データキー等)。

試験の観点:「どちらも KMS で暗号化できる」ことは共通。差は「Secrets Manager は“シークレット専用運用(ローテーション等)込み”で設計されている」点。

3) 料金モデル(コストの問われ方)

CLF では「無料/有料」「課金の粒度」が問われやすいです。

Parameter Store:Standard は追加料金なし、Advanced は課金

Secrets Manager:シークレット数と API 呼び出しで課金

試験の選び分け目安:「まずは低コストで設定値を集中管理」→ Parameter Store(Standard)、「運用込みでシークレット管理」→ Secrets Manager。

4) アクセス制御:IAM 中心か、リソースベースポリシーも使えるか

Parameter Store は IAM(アイデンティティベースポリシー)でアクセス制御するのが基本です。

Secrets Manager は IAM に加えて、シークレットへリソースベースポリシーを付与できる点が特徴です(クロスアカウント共有などの設計で効きます)。

5) バージョン管理:更新・ロールバックの設計

Secrets Manager はシークレットにバージョンとステージングラベル(例:AWSCURRENT / AWSPREVIOUS / AWSPENDING)を付けて管理します。ローテーションや切り戻し運用と相性が良い設計です。

比較まとめ(試験で迷わない“最短表”)

観点Parameter StoreSecrets Manager
主目的設定値管理(必要なら機密も)シークレット管理(運用込み)
暗号化SecureString を KMS で暗号化KMS を使った暗号化(シークレットに最適化)
ローテーション自動ローテーションが主役ではない(Parameter policies はあり)自動ローテーションが中核機能
料金Standard は追加料金なし、Advanced は課金シークレット数・API コールで課金
アクセス制御IAM 中心IAM + リソースベースポリシー
試験での選び分け「設定を安全に一元管理」「認証情報を安全に運用(更新含む)」

CLF 直前チェック:典型問題の“型”

  • 「DB 認証情報を定期的に自動更新し、アプリは都度取得」→ AWS Secrets Manager
  • 「環境ごとの設定値を階層的に管理し、必要な値を取得」→ Parameter Store
  • 「追加料金なしで Secure な値保管をしたい(要件が軽い)」→ Parameter Store(Standard + SecureString)
  • 「1つのシークレットを複数アカウント/複数ロールへ共有したい」→ Secrets Manager(リソースベースポリシー)

一次情報リンク(復習用)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次